この建物は、東京の北50キロメートルに位置するつくば市で最も人気のある公園の1つである同邦公園の北限を構成するカフェやレストランを目的とした一連のパビリオンの一部です。
1階はワインショップになっており、周囲の木のてっぺんの高さに窓があります。外側は、外壁を60cm後退させることで、公園内でワインを飲めるリビングエリアを設けています。
1階は洞峰公園の中央湖を望むテラス付きレストラン。レストランの高い天井の空間効果は、店内の明るさと高さとは対照的に、狭い階段を登った後にダークウッドの低く天井のあるフロントに到着するというアクセスシーケンスによってさらに強調されています。
建物の形状は、エネルギー効率を最大化するために決定されています。冬には、屋根の傾斜により太陽の光と熱をレストランの裏側に取り入れることができ、一方、屋根の張り出しは夏の日差しを避けます。暑い日には、上部の開口部がクロスベンチレーションによる熱い室内空気の循環システムを作り出します。寒い日には、1階の階段とテラスをポリカーボネートパネルで閉じることができ、内部を熱的に囲む二重層を作成できます。
材料は、構造システムの木材、ファサードの金属シート、または光の変化に応じて建物の外観を変えるポリカーボネートパネルを露出させた自然な状態で使用されています。
プロジェクトタイプ:新築
所在地:茨城県つくば市千現2丁目
延床面積:150,94 m2
プロジェクト年:2023-2024
構造:木造